自分は、いつも縦軸、つまりサポートライン、
レジスタンスラインが、最重要と言っています。
でも、これを過信しすぎるのは、よくありません。
今日こんな質問がありました↓
日足、4時間足のサポートラインが、
レジスタンスラインに切り替わって再下降を狙った売りができるか?
という内容です。
確かに、ライン的には、売りが考えられる場面だと思います。
でも、これは横軸を一切考えていません。
4時間足の横軸を見ると、上昇トレンド転換してしまっています(赤波形)。
つまり、ここで売るということは、4時間足に対して逆張りをする、
ということになります。
これが、4時間足で上昇トレンド転換する以前の、青丸部であれば、
黄色ラインを使っての売りも可能です。
その後、いくら同じレートまで戻ってきたといっても、
上昇トレンド転換してしまった後では、売るべきではないです。
質問者の方は、縦軸しか見えていないんですね。
確かに、縦軸は一番意識されやすいですが、
そこに至った経緯、つまり横軸の動きも大事です。
では、同じ思考で、もっと小さな時間足に落とし込んでみましょう。
自分は、今朝、青丸部で、
レジがサポに切り替わったところで買いました。
そして、現在、同じレートの付近まで戻してきています。
では、同じ思考で、レジがサポに切り替わって再上昇
を狙って、買うか?と聞かれると、買いません。
理由は、4時間足の黄色ライン到達後の下落であり、
上昇目標を達成後に、戻ってきている可能性があるから。
横軸の動きも見ているからです。
青丸部分の30分足のダウは下降に転換しているように見えます。
この場合、30分足に対しての逆張りとなると思いますが、ご教授願えませんでしょうか?
確かに30分足の完成したチャートを見る限り、30分足の上昇に対するサポートライン及びセンターラインからの押し目買いということだと思うのですが、実際にFT2で値動きを追っていると30分足以下の足でダウの下降が見え、30分足の逆張りなのでは?と思い、エントリーに躊躇してしまいました。
目線では確かにまだ上昇ですが、考え方で少々混乱しております。よろしくお願いします。
takeさん
波を、どの大きさで描くか?で変わってくると思います。この場合は、押しを1波で考えていたと思うので、下降トレンド転換はしていません。もっと細かい波で見る場合は、仰る通り下降トレンド転換していると思います。
では、どの大きさで波を描くのが正解か?というと、どれも正解です。毎回波を描く大きさが異なっていれば目線がバラバラになるのでNGですが、毎回同じ波の大きさで描けていれば問題ありません。なので、この押しを下降トレンド転換したと判断するのも正解で、その場合は今回自分が買った押し目買いポイントまでを短期的に売りで狙うという戦略になると思います。ニュアンス的には、もっと細かい5分足レベル程度の波動を狙うことになります。ただ、今回はそこまでのスペースが少ないので、あえて押し目までを狙った売りはしなくてもいいかもですが、考え方としては、そんな感じです。
この記事の内容は非常に重要ですね。
複数時間足での縦軸と横軸の関係性がここまで自分で説明できるようになれると勝てるようになるのかなと思いました。
30分足の今のレートで買わないのは理解できましたが、4時間足での売りはこの段階でも考えはしないですか?
たとえば30分足がサポート割れをして一旦戻すがサポレジ逆転で下降し始めたら30分足では下降トレンドになりますが、4時間足ではまだ上昇トレンドの戻しになりますよね?
その場合上昇に反転する可能性を考えながら短期で売りを狙う戦略をとりますか?
タカさん
>30分足の今のレートで買わないのは理解できましたが、4時間足での売りはこの段階でも考えはしないですか?
⇒執行時間足を、どの時間足にするか?によると思います。例えば執行時間足が4時間足なのであれば、上昇トレンドが確定した時点で、売るのはイマイチだと思います。最安値の手前の山は上抜けてはいませんが、動画でいつも言っている、よくわからないゾーンですので。執行時間足が30分足でも、今は上昇トレンド中なので、まだ買いません。ただ、仰られているように30分足が下降トレンド転換すれば、4時間足の黄色ラインからの反転を背景に、4時間足の押し目までを短期的に売っていけると思います。