レジスタンス/サポートラインと水平線の違い

直近、サポートをしていて、似たような質問が続いたので、
こっちでもシェアしておきます。

ちなみに、内容的には以前に
単一時間足のライントレードは、ある程度機械的に実践可能
で、既に解説済みでが、複数&もう少し深く解説します。

さっそくですが、まず、レジスタンス/サポートラインは、
「まだ抜かれていない」上値抵抗線、下値抵抗線です。

チャートはドル円の4時間足↓クリックで拡大

赤線がレジスタンスラインで、
青線がサポートライン、ということになります。

これに対し、水平線とは、
「抜かれはしたが、意識されているライン」です。

選択しているラインを見てください。

まず①の時点では、選択中のラインは、
まだ上抜かれていないので、レジスタンスラインとなります。

その後②で上抜かれました。
レジスタンスラインは、まだ抜かれていない上値抵抗線だったので、
選択中のラインは、上抜かれた時点でストップとなります。

その後③で、以前のレジスタンスラインが意識され、再上昇に使われました。
この時点で、水平線として復活します。
わかりやすいように、色を白にしました。

その後④でも下髭をつけ意識されたので、
この水平線は、継続して残しておきます。

その後⑤で、全く意識されずに上抜かれたため、
この時点で一旦消去してもいいと思います。

その後、⑥で再上昇に使われたため、
水平線を復活させます。

実際は、めんどうなので、
レジスタンス/サポートラインと水平線で、色を分けることはなく、
レジスタンスラインを抜かれた後は、
継続して意識されていそうであれば、
そのラインをつーーーーっと伸ばし、
あくまで水平線として、使っています。

参考までに、現在のドル円の1時間足で、
レジスタンス/サポートライン、水平線を、
きちんと色わけして引いてみました。

チャートはドル円の1時間足↓クリックで拡大

レジスタンス/サポートラインは実践、
水平線は点線、
日足で引いたラインは黒、
4時間足で引いたラインは青、
1時間足で引いたラインは水色です。

今回は、引き方の実践ということで、引けるラインは全て引いていますが、
実際は、近いレートにラインが重なっていれば、
中間をとって1本にまとめた方が、チャートが見やすくなると思います。

特に、レジスタンスがサポートに切り替わったポイント(赤丸部)は、
サポートに切り替わった時点でサポートラインが引けるので、
重合して引く必要はないと思います。

ちなみに、ラインが重なっていれば、より強固、
というのは、言うまでもありません。

あと、ラインの強さについてですが、
レジスタンス/サポートラインと比べると、
水平線は、若干弱いと自分は認識しています。

理由は、単純に、それを使っている人達の数の違いです。

確かに、レジスタンスラインがサポートラインに切り替わる、
つまり水平線として使えるということは、
ほぼ全ての裁量トレーダーが知っていることでしょう。

しかし、レジスタンス/サポートラインと比べると、
若干少ないかな?と個人的には思っています。

レジスタンス/サポートライン、
つまり、まだ抜かれていない高値安値は、
100人中100人が意識しているでしょう。

それに比べると、水平線は、
ざっくり7~8割程度ではないでしょうか。

よって、意味合いとしては、
レジスタンス/サポートラインの方に重きを置いています。

ちなみに、あくまで個人的な考えです。