インジケーターで勝てない理由

先日こんな質問をもらいました↓

まず、大前提として、FXは、
「売りより買いが多ければ、レートは上がるし、
 買いより売りが多ければ、レートは下がる」
この事実が全てです。

去年の末から、今年の半ばにかけて、急激な円安となりましたが、

これは、政府が大量に市場に円を供給することで、
デフレを脱却し、インフレにした、
つまり、円としての通貨の価値が下がったため円安になったわけですが、

FXで利益を上げることだけを考えれば、
別にインフレになったか?とか、経済が活発化したか?とかはどうでもよくて、
大事なのは、「上記政策を受けて、円の価値が下がる」と思った人がたくさんいて、
それらの人が円を売った、という事実です。

昨日飲み会があって、株の話が出たのですが、
「もうすぐ税金が上がるから、その前に家を建てる人が多いから、
 建設会社の株を買っておけばいいんじゃね?」
みたいな会話があったのですが、これも全く同じで、

別に、税金が上がる前に家を建てる人が多かったから、
建設会社が儲かった、とかは、どうでもいい話で、

大事なのは、「もうすぐ税金が上がるから、
その前に家を建てる人が多いから、建設会社の株が上がるのでは?」
という思考で、たくさんの人が建設会社の株を買った、という事実です。

株も、同じように、買う人が多ければ、上がるからです。

なので、もうインフレにして経済が活発するのか?とか、
金利政策を行って、金融緩和できるのか?とかは、どうでもいい話で、

大事なのは、その政策を行うにあたり、
みんなが、円を売りたいと思うのか?買いたいと思うのか?が全てです。

しつこいですが、売りより買いが多ければ、レートは上がるし、
買いより売りが多ければ、レートは下がるからです。

つまり、FXで勝ちたければ、
みんなが買いを入れるところで、自分も買いを入れ、
みんなが売りをいれるところで、自分も売りを入れればいいわけです。

みんなが買いを入れるところで、自分も買いを入れるには、
みんなが、どのような手法を使い、買いを入れるのか?を知る必要があります。

現状、ネットや書籍で、テクニカル分析系のものを見てみると、
サポートライン、レジスタンスライン、ダウ理論(上昇/下降トレンド)
については、ほぼ全ての教材で解説されており、

さらに、その解説内容についても、
「サポートラインは上値抵抗線で、抜ける前は抵抗体として機能し、
 抜けたらサポレジ機能転換で買いましょう」
みたいな感じで、どれもが同じ内容です。

つまり、「サポレジ機能転換で買うといいんだ」
と思っている人が多くいるため、
みんなが同じポイントで買った結果、レートが上がり、勝てるわけです。

一方で、RSIやッストキャスティクス等の、
インジを使ったトレード手法を解説しているものは少なく、

さらに内容についても、
例えばストキャスが80にきたら売りましょう、とか、
70にきたら売りましょう、みたいな感じで、使い方もバラバラ。

もっというと、もうパラメータ設定が必要な時点で、みんなバラバラなんです。

つまり、みんなが同じポイントで買いをいれにくいわけです。

これが、もし、
「ストキャスティクスのパラメータを21期間で使用し、
 さらに20にきたら買い、80にきたら売る」という手法を、
全世界のたくさんの人が、共通知識として使っているのであれば、
自分も、それを使って、トレードすると思います。

しかし、現状そうではないので、インジケータは使っていません。

そういえば、とあるSNSの書き込みで、
「ネット上に落ちてる情報使って勝てるほど、FXは甘くない。
 自分達は、あるインジを組み合わせ、
 独自に検証した手法を使い、みんな勝っています」
という誘い文句があったのですが、
こういうことも、一切ないわけです。

なぜなら、大多数が使う手法が最強なので、
ネット上に落ちている、誰もが知っている手法が最強だからです。

逆に、少数派の手法というのは、
大多数が買いを入れるところで自分も買いをいれることができないので、
不利な手法と言えます。

自分は、いまこのブログで情報発信していますが、
みんな、この手法を使ってくらたらいいなぁと思っています。
というのは、その手法が広まれば広まるほど、自分も勝てるからです。

FXは、「難しいからやらない」で勝てるほど、甘くありません。

手法に選択肢は、ありません。
というのは、最強の手法でしか、勝てないからです。

「最強の手法に比べ、ほどほどの手法を使った場合、
 若干勝率は落ちるものの、利益は出る」
とかなら、まだインジに頼った、ほどほどの手法もアリです。

でも、FXは、そんなに甘くありません。
最強の手法を使って、やっと戦えるかな?というレベルです。

いま専業仲間が10人弱いますが、
みんな波、ダウ、ラインを複数時間軸で使ってのトレードで、
使っているインジといえば、ボリバンくらいです。

ボリバンすら使っていない人もいます。

これは、同じ手法をやっている人を集めたのではなく、
ブログやSNSを使い、勝っているトレーダーが集まった結果、
みんな同じやり方をやっていました。

インジケータをメインに使ってトレードして、
安定して勝てている人を、自分は、まだ知りません。

関連記事⇒オシレーター系テクニカルを使わずに、過熱感をどうやって察知するのか

14 Responses to “インジケーターで勝てない理由”

  1. 二郎 says:

    管理人さん いつもためになる記事ありがとうざいます

    やはり詐欺ではなく、本当に勝ててる専業の人には同じ専業の人が吸い寄せられていくんですねw 素敵な状態だなあ

    >みんな波、ダウ、ラインを複数時間軸で使ってのトレードで、
    使っているインジといえば、ボリバンくらいです。

    ボリバンすら使っていない人もいます。

    これは、同じ手法をやっている人を集めたのではなく、
    ブログやSNSを使い、勝っているトレーダーが集まった結果、
    みんな同じやり方をやっていました。

    インジケータをメインに使ってトレードして、
    安定して勝てている人を、自分は、まだ知りません。

    となると、トレーダーの違いは、メインで使う時間足の違いによる保有期間、ストップリミットの違いが一番大きいですか?
    それとも逆張りor順張りの違いでしょうか?はたまた、違いは無く、皆同じようなとこでエントリーして、損切りし、利食いだけは個人の性格によって違うとかでしょうか?

  2. 管理人 says:

    次郎さん

    となると、トレーダーの違いは、メインで使う時間足の違いによる保有期間、ストップリミットの違いが一番大きいですか?
    →執行時間足は、みんな5分足か15分足です。背景は、日足、4時間足、1時間足なので、使用する時間足は、みんな同じだと思います。

    それとも逆張りor順張りの違いでしょうか?
    →みんな順張りです。

    皆同じようなとこでエントリーして、損切りし、利食いだけは個人の性格によって違うとかでしょうか?
    →エントリーポイントは、みんなそれぞれ違いますが、背景認識はほとんど同じなので、エントリーポイントは似ているみたいです。通貨ペアの違いで、ユーロ円をやっている人が多く、自分はドル円、ユーロドルのみなので、自分は孤立しています^^;

  3. 二郎 says:

    ありがとうございます

    専業の人達は似たようなことをやって勝ち続けてるんですね
    通貨ペアはもっと多く見てるのかと思ってましたが
    複数時間足で細かく見ていくと、そう多くはないのかあ
    ドル円をやってる管理人さんは仲間からいじられてるのでしょうか?w

  4. Hidefx says:

    >みんなが買いを入れるところで、自分も買いを入れ、
    >みんなが売りをいれるところで、自分も売りを入れればいいわけです。

    みんなが買う場所と買えたらこんな簡単なことは無いのに、自分も含めそれが出来ない人が多いですよね?

    ということは、買いの場合「大多数が買う」ことの内訳は、”望まないネガティブな買い(損切り)が多数を占める”という理解でいいでしょうか?

    大多数が負けていることによって動意が生まれ、その大多数と逆の思考?でポジションを
    取らないといけないからFXは難しいのではないかと考えます。

    自分の場合、背景分析も大分出来るようになってきましたが、それを短期足に落とし込む過程で、買いであれば押しの途中で入ってしまうことが多く、結果的に方向は合っているのに負けることが多いです。
    特に、日足、4時間、1時間とアップトレンドが続いて目線が揃っている時に、背景は明確に上なのだから、「短期で無理やりエントリーポイントを探してしまう」ことをやってしまい、背景が明確なのに負けるという・・・。

    これは管理人さまがおっしゃっている短期のダウに対しても逆らわない、が出来ていないということですよね。。
    背景を見て、方向を確認して、短期のトレンド感知で入ってしまったりしています。
    恋スキャロジックで入る場合、短期足でもレンジ(3点目など)を作るまで待つ、を心掛けないといけないと自分に言い聞かせています。

    直近安値の手前の山を上抜けを待って、その後押しを作った後入らないといけない。

    解ってきてはいるのですが、難しいです。
    がんばります。

  5. 管理人 says:

    二朗さん

    そうですね、日足、4時間足、1時間足、5分足だと、2通貨くらいが限界だと思います。

    いじられることはないですが、なかなか話がかみ合わないですね^^;

  6. 管理人 says:

    Hidefxさん

    みんなが買う場所と買えたらこんな簡単なことは無いのに、自分も含めそれが出来ない人が多いですよね?
    ⇒勝っているトレーダーは、できていると思います。負けているトレーダーは、できていないと思います。例えば、1人が100万通貨でできており、100人が1通貨でできていない場合、ポジション量的に考えると、100万通貨分ができており、100通貨分ができていない、と言えます。人数的に考えれば、Hidefxが言われるように、1人ができていて、100人ができていないので、大多数ができていない、と言えると思いますが、FXは人数ではなく、ポジション量で決まるので、人数的な多数派は、考慮する必要はありません。考慮すべきなのはポジション量であり、勝っているトレーダーのポジション量が圧倒的に多いため、ポジション量という観点から考えた場合、大多数が、できている、と言えると思います。

    また、「人数的に多数派の逆に乗る」というトレードについても、上記まったく同じ理由から、優位性があるとは言えません。人数ではなく、ポジション量で決まるからです。

    よって、これは以前にも書いていたのですが、自分が書いている「大多数が買いをいれるところ」というのは、正しくは「大口が買いをいれるところ」になります。ただ、大口は人数的に多数の人達が、どこを見ているかな?と考えてエントリーするため、結果的に「大多数が買いをいれるところ」という表現をしています。

    わかりやすくいうと、大多数の人達のポジション量はしょぼいので、無視してOKということです。こう考えると、大多数の負けの逆を取る、という思考も、なくなるはずです。

    大多数の負けの逆をとるとなれば、例えば、レジスタンスライン上抜け時に、売りの損切りに乗って買う、というトレードになると思いますが、ブレイクで買うことはありません。そうではなく、レジスタンスがサポートに切り替わったところで、大口の「新規の」買いに乗って、自分も買っていきます。

  7. なな坊 says:

    最近このサイトを見つけました。商材について誠実なレビューを書かれていて凄く参考になっております。有難うございます。

    私がまだ初心者で見当違いな事を言っているかもしれませんが、教えていただきたい事があります。

    >みんなが買いを入れるところで、自分も買いを入れ、
    >みんなが売りをいれるところで、自分も売りを入れればいいわけです。

    この文章についてです。これはみんなが買いを入れる最初のほうで買って、みんなの買いが終わった所で先に自分が売り決済を入れる事で利益が出ると思うのですが・・・。実際に大量の買いが入る前に自分が買いを入れるというのはタイミング的に難しいように思うのですが・・・。みんなと一緒のタイミングで買っていたら先に他の人が決済をし始めるとかもありますし・・・。

    私の考え方って間違っていますか?この辺の考え方とかを教えて頂けないでしょうか。よろしくお願い致します。

  8. 管理人 says:

    なな坊さん

    仰る通り、みんなが買いを入れる前に買いを仕込むというのは、成功すれば大きくとれるとは思いますが、これをやるのは、かなり難しいと思います。まだ下げている時に買うことになると思いますが、これが逆張り発想で、逆張りは、成功すれば底をとれるので、一度に大きく取れますが、勝率は、かなり低いです。なので、そこから上昇トレンド転換し、ある程度買いが入ったことを確認後に買うわけです。懸念されている「買いが遅ければ先に買った人が決済しはじめるのでは?」ですが、トレンドには先行期、追従期、利食い期とありますが、追従期は、まだまだ追えます。確かに利食いも入ってきますが、それ以上に買いが入ってくるからです。利食い期であれば、懸念されているように、決済により負けることが起こります。なので、上位足等見ながら、どこで利食われるのか?を把握しておき、そこまでまだ上昇余地があれば買えるということになります。ちなみに先行期は、みんなが買いを仕込む前に買うという、なな坊さんがやりたいトレードですが、ここを取るのは、かなり難しいため、自分達は追従期以降で、ついていくことになります。

  9. なな坊 says:

    早速、御回答いただき有難うございます。

    なるほど、トレンドには先行期、追従期、利食い期とあるのですね。それを上位足等を見ながら追従期で仕掛けていくというわけですね。勉強になりました。

    気になる商材があるのですが経済的に今月は厳しいようなので来月検討しようと思っています。その時はまたよろしくお願いします。

  10. Hidefx says:

    勝っているトレーダーのポジション量は圧倒的に多いため、ポジション量という観点から考えた場合大多数ができているということ、理解いたしました。

    当たり前ですが理解が足りていませんでした。
    初歩的な質問に丁寧にご返答いただきありがとうございます。

    負けているトレーダーが投げるところで流れが起きるのではないか、その投げが終わったあと押しなどで勝っているトレーダーが入ってくるように考えました。

    大多数の人達のポジション量はしょぼいので無視してOKで、勝っているトレーダーがどこを意識するのか?と考えていくと色々見えてきそうな気がしました。

    大口の「新規の」買いに乗って、自分も勝っていけるよう意識してみます。

    理解が深まりました。
    ありがとうございます!

  11. 管理人 says:

    なな坊さん

    >トレンドには先行期、追従期、利食い期とあるのですね。それを上位足等を見ながら追従期で仕掛けていくというわけですね。
    ⇒そういうことです!

  12. 管理人 says:

    Hidefxさん

    直近のコメントで、先行期、追従期、利食期の話が出たのですが、大口の買いで方向をつけるのが先行期です。先行期で買えるのは、先発組のごく一部で、大多数は、これを見た後で、追従期でエントリーしています。エリオット波動での第3波ですね。

  13. ゆう says:

    いつもありがとうございます。
    通貨ペアについて質問をさせてください。

    検証さんが通貨ペアの中で「ドル円とユーロドル」を選び、その通貨ペアしかやらないとしているのは、複数時間足とダウ、ライン、波が機能しやすいから、、ということなのでしょうか。それとも単に背景をみていく時間的なことが理由なのでしょうか。

    私はJFX(ヒロセ)を使っているのですが、lot数によって毎月食品プレゼントがあり、それがクロス円のみ対象なので選んでいます。

    「複数時間足法」(?)からすると、クロス円はあまりよくない選択になるのでしょうか。

    宜しくお願いいたします。

  14. 管理人 says:

    ゆうさん

    一番の理由は、背景分析がめんどうだからです。2つくらいの通貨ペアであれば、背景を覚えることができます。日足、4時間足等の分析が継続して使えるので、あとは短期足の分析をするだけでトレードできます。一方、複数通貨ペアを見ようとすれば、背景を覚えることはできないので、毎回、日足、4時間足、1時間足等の背景分析をやった上でのトレード開始となるため、めんどうなので、2通貨しか見ていません。

    あと、クロス円は、ドルストレードに比べ、チャートが汚いと思っているので、やっていません。クロス円の例えばユーロ円は、ユーロドルとドル円の合成で動いています。もちろん、ユーロ円のチャートを見てトレードしている人もいますが、ユーロドルやドル円のポジションの影響も受けるので、ドルストレートに比べると、チャートが汚いという偏見があります。

Leave a Reply

サブコンテンツ

サイト内検索

このページの先頭へ