フィボナッチに対する個人的な考え方

直近、フィボナッチの商材が出たことで、
これを導入すべきか?という質問がきていたので、
フィボに対する個人的な考えを書いておきます。

まず、フィボナッチがそういうツールなのか?ですが、
基本的に、ほとんどのトレーダーがやっているのが、
押し目買い、戻り売りだと思います。

ただ、問題なのが、押し目買いをやるにしても、
どこまで押すか?がわかりませんよね。

フィボナッチは、この押しや戻しの「候補」
を上げてくれるツールです。

例えば、上記チャートで戻り売りを考える時、
23.6%の戻しで再下降するのか?
38.2%の戻しで再下降するのか?
50%の戻しで再下降するのか?
61.8%の戻しで再下降するのか?
の「候補」を出してくれます。

ただ、あくまで出してくれるのは「候補」であり、
どこで再下降するのか?まで出してくれるものではありません。

この候補の中から、どこまで戻すか?を決めるのは、裁量です。

つまり、いつも言っているように、
動意の強さから、戻りの深さを判断する必要があるわけです。

例えば、今日の自分のトレードですが、
ユーロドルで、背景は明確に上なので割愛します。

ユーロドル5分足です↓クリックで拡大

赤線のサポレジ転換で買い、損切りしました。

なぜ損切りになってしまったのか?

原因は、動意の強さに対する戻りの深さの想定を間違ったからです。

背景は明確に上ですが、
執行時間足では、移動平均線は、やや右肩上がりで、
動意の強さは、「ほどほど」であると考えられるため、
戻りの深さは、「半値~深い」と想定すべきです。

さらにレジスタンスライン到達後の押しを考慮すると、
やはり、深いところまで待って買いたいところですが、
自分は、浅い戻しで買ってしまったため、
深い戻しで損切りとなっているわけです。

以前にも書いていましたが、
上昇トレンドなら買うし、下降トレンドなら売るので、
売りor買いの判断は機械的にできます。

難しいのは、動意の強さを見極め、どこまで押すか?を想定することです。

動意が強いのに、深いところで待っていても、おいて行かれます。
動意が弱いのに、浅いところでエントリーすると、
深い押しで損切りになります。

フィボナッチは、あくまで、戻しの「候補」を出してくれるだけのツールであり、
候補の中から、戻しの深さを選定するのは、結局は自分の裁量であるということです。

あと、少なからず、一種の抵抗線としての機能もあると思います。

「少なからず」と書いたのは、そもそも、レジスタンスライン、
サポートラインと比べ、使っている人が少ないためです。

よって、レジサポのラインにフィボが重合していれば、
多少は根拠が強くなるかな?みたいな思考で、使うといいと思います。

あくまで、メインで判断するのは、大多数が使っているレジサポです。

以上から、既に、ライン、ダウ、ボリバンを複数時間足で使う
トレードをマスターし、あと少しだけエントリーの根拠を増やしたい、
みたいな人なら、学んでみてもいいかもしれません。

まだ、ライン、ダウ、ボリバン、マルチタイムフレーム分析を
マスターしていない人は、そっちをマスターするのが先です。

PS.
直近、某販売者から、記事削除の依頼がきています。

おかげさまで、このブログも、FX商材検証ブログの中では、
ある程度の大きさの規模になってきていて、
直近、販売者からの記事訂正の依頼は、けっこう来ていたのですが、
記事ごと削除してくれ、という依頼は、今回初めてです。

基本的に、記事の削除に応じられるのは、
事実と異なる事や、倫理的に問題となる事を書いていた場合のみです。
上記に当てはまらない限り、記事削除に応じることはありません。

後から、「ネット上から、その商材の存在を消したい」と考えるのなら、
初めから、そんな商材は出さないことです。

そして、過去に、そんな商材を出してしまって後悔しているのであれば、
「その商材の存在を消したい」と考えるのではなく、
もっといい商材を出して、自己ブランディングをし直せばよいのではないでしょうか?

このブログでは、良いものは良いと、ちゃんと評価しています。

ネット上から、その商材の存在を消したい、と考えるのは、購入者に対して失礼です。