
1分足を執行時間足としたスキャルピング商材です。
トレード手法としては、複数時間足で、
移動平均線、ボリンジャーバンド、ストキャスティクス、MACD
を使っての、裁量トレードです。
佐野さんの推薦文を見る限りでは、
講師の方は、ある程度実績のあられる方のようです。
商材の構成としては、下記になっています。
・本編動画(1時間34分)
・タイムリー実践トレード動画(週に1本の頻度でアップ)
・スキャルピング専用インディケーター
・90日間のメールサポート
下記、それぞれレビューしていきます。
本編動画
動画は、全て会員サイトで見れるようになっており、ダウンロードも可能です。
■第1章 スキャルピングの基本を学ぼう
前半は、スキャルピングの基礎というよりも、FXの基礎という感じで、
上昇トレンド、下降トレンド、レジスタンスライン、
サポートライン等のテクニカル分析の基礎や、
スプレッド、通貨ぺア、についての内容です。
特に独自性はなく、ネット上にでも落ちているような内容です。
後半は、5分足と1分足を使った具体的なスキャルピング手法について、
さわり程度に解説されています。
合計4本の動画で、収録時間はトータル13分前後です。
■第2章 テクニカル指標/使用するインジケーターの解説
移動平均線、ボリンジャーバンド、ストキャスティクス、MACD
の使い方の解説です。
ストキャスティクスの部分は、多少、独自性の高いコンテンツですが、
それ以外のものについては、王道の使い方で、
内容についても、基本のみの解説なので、
ネット上にも落ちているようなレベルです。
合計5本の動画で、収録時間はトータル13分前後です。
■第3章 スキャルピングのルールを決めよう
取引数量の決め方、損切りと利益確定の考え方の解説です。
取引数量の決め方の部分は、
「取引数量を変えると、利益も損失も大きくなり、安定しないので、
慣れるまでは取引数量を固定して取引を行う」という解説ですが、
個人的に、取引数量を固定するというのは、あまり好きではありません。
というのは、根拠のある損切りを行おうと思えば、
損切りまでのpips数は、毎回異なるわけで、
その場合、損失を一定にしたければ、損切りまでのpips数に応じて、
取引数量を毎回調整する必要があるわけです。
ただ、この商材の場合、執行時間足を1分足にしているため、
根拠のある損切りをした場合のpips数も、各トレードで大差ないため、
このやり方でも、通用するのかもしれません。
デイトレ~スイングであれば、損失pips数は、各トレード毎に大きく異なるため、
損切りまでのpips数に応じて、取引数量を毎回調整するという資金管理は必須です。
ちなみに、やり方は下記で解説しています↓
資金管理の方法
合計2本の動画で、収録時間はトータル10分前後です。
■第4章 スキャルピング基礎テクニック(実践編)
これまでの解説を元にした、トレード実践例です。
主に、移動平均線からの反転上昇/反転下降、
ストキャスティクスの売られすぎ買われすぎを根拠とした、
順張りの押し目買い、戻り売り手法です。
ただ、一点気になったのが、15分足、5分足、1分足
のみを使ってのトレードという点です。
本編動画内でも、
「使用する時間足のチャートは5分足を基準に考えます。
当然ながら15分足、1時間足のチャートの方向性は、
しっかりと確認し、頭に入れておきます。」
という解説がありますが、実践動画では、1時間足は、一切出てきません。
おそらく、15分足に表示させた、期間長めのMAで、
長期の方向だけ見ているのだと思いますが、
いくら方向がわかったとしても、
ボリバン2σ、3σや、各種ラインまでは把握できないので、
この点で、ちょっと根拠が弱い気がします。
いくら方向は上だといっても、レジスタンスライン到達で、
ボリバン+2σ到達後に、バンドも閉じてきているのであれば、
買うべきではありません。
一方で、まだレジスタンスラインやボリバン+2σまでスペースがあり、
バンドも開いているのであれば、買いです。
方向は、同じ上であっても、状況は180度異なります。
タイムリー実践トレード動画
週に1本の頻度で追加される動画ですが、
現時点では1本だけアップされています。
収録時間は9分です。
第4章では、15分足、5分足、1分足の解説しかないのでイマイチ、
と評価していましたが、
今回は4時間足、1時間足の解説があり、この点は良かったと思います。
ただ、解説があったのは、トレンドの方向と、
ストキャスを使った買われすぎ/売られすぎの解説のみで、
個人的に最重要だと思っているレジスタンス、サポートラインの解説や、
ボリバンを使ったボラティリティの解説はなく、
若干、ものたりなさを感じました。
移動平均線とストキャスティクスの関係性についての解説があり、
ここは独自性の高い内容だと思います。
このようなトレード手法についての解説も多かったため、
実践動画というよりも、まだ基礎講座に近い内容だと思います。
トレード動画は別料金とする商材もある中で、
2万7千円で、毎週追加される動画を見れるというのは、
けっこう良心的な商材ではないかと思います。
毎週、今回のような動画がアップされれば、
数ヶ月後には、かなり内容の濃い商材になっていると思います。
スキャルピング専用インディケーター
講師と同じチャートに、簡単にできるツールです。
特に、独自に開発したインジがあるというわけではなく、
ネット上に落ちているマルチタイム移動平均線、ボリバン、
ストキャスティクス、MACDがセットされているだけです。
手法がわかれば、簡単に作れるので、存在価値はないと思いますが、
商材の内容の一部として販売ページに掲載されているので、
一応レビューしておきます。
まとめ
トレード手法をまとめると、移動平均線で方向を確認するとともに、
MAからの再下降、再上昇を狙い、エントリータイミングにも使います。
また、ストキャスティクスの売られすぎ買われすぎも根拠の1つで、
主に、上記2つを、複数時間足を使ってのトレードです。
ストキャスティクスを使うトレードについては、
インジケーターで勝てない理由
で書いている理由から、個人的にはイマイチだと思っています。
自分は、やっぱりオシレーター系インジは使わず、
波形による上昇/下降トレンド、レジスタンス/サポート等の各種ライン、
ボラティリティの拡大/縮小等を複数時間足で分析するトレードが好きで、
これが最強であると思っています。
ただ、これは、かなり個人的な主観が入っており、
検証もしないで、「インジは使っている人が少ないから使えない」
と言うつもりは、ありません。
ただ、裁量商材の場合、ロジックのように手法が明確化されていないので、
個人差が出てしまい、再現性の高い検証ができないのが悩みどころです。
さらに、この商材の場合、もし現時点でのコンテンツが全てであれば、
1時間半の動画で2万7千円というのは、ボリュームが少なすぎるので、
間違いなくイマイチ商材と評価するところですが、
そうではなく、毎週1本動画が追加されるのであれば話は別で、
その内容によっては、今後マエストロFXのような商材になる可能性もあります。
よって、トレード手法は、検証してみないとわからず、
商材の内容としても、実践トレード動画が追加された後でないとわからずで、
手法的にも、商材の構成的にも、現時点で、この商材を評価をする、
というのは難しいです。
よって数ヶ月先に、タイムリー実践トレード動画がある程度追加された段階で、
再レビューしようと思います。
ということで、買いなのか?の結論を出せていないので、
あまり参考にならなかったかもしれませんが、
とりあえず、どんな商材なのか?については、
問題ない範囲で公開しているので、参考にされてみてください。
ちなみに、当ブログからの購入特典は、ありません。
販売ページへ⇒鶴式FX スキャルピングプラス
管理人さん、初めまして。
佐野さんの推奨文があったので、衝動買いをしてしまいました。
で、中身を一通りみたのですが、明確なトレードロジックがなかったように思います。
管理人さんがおっしゃるとおり、VMA等のように今後価値のある商材になるのかもしれませんが、現時点ではどうなのでしょうかね。
ライントレードを併用するのは必須ですね。
この商材も購入後にオファーがありましたが、管理人さんは内容的にこのオファーをどう考えられましたか?
自分の中では、購入の希望が半分、今回のコンテンツを見る限り購入をやめておいたほうがいいという気持ちが半分です。
いつもとってもお世話になります
実は当該商材を凄く前向きに検討していました
しかし管理人さんの有料動画の方が濃くて的確と分かり
鶴さんは購入やめる事にします
ありがとうごさいます
お世話になります。
いつもスピーディー&詳しい検証をありがとうございます。
ビックリ‼ 1時間ほど前にこの商材の案内メールがあり、先ほど中身を確認し、佐野さんも推薦してんじゃんと、ちょっと興味が出てネットで検索したら管理人さんのブログが最初に出てきました。
すでに検証が済んでいるとは驚き・・・。
様子見ですね。
管理人さんのおかげで悩まずにすみました。
今の私にはFT2です。
しゅうさん
進化型の商材なので、現時点での判断は、難しいと思います。オファーについても、まだ様子見でいいのではないでしょうか。ライントレードは必須だと思いますよ。波と高値安値は、チャートの根本ですからね。
鳥塚さん
ありがとうございます。鶴さんのよりも自分のトレードが的確か?はわかりませんが、個人的には1分足でこちゃこちゃやるよりも、大きく見てラインと波を使ってトレードした方が良いのではないかと思っています。あとは「実績」ですよね。明確な実績があれば、鶴さんのやり方を勉強するモチベーションも出てくるんですけどね。
としきさん
この商材かFT2であれば、間違いなくFT2の方が先だと思いますよ。
自分は現在、1時間足のボリバン形状とプライスの位置で方向を決めて、15分足の移動平均線やSRL、TLなどでの反発を1分足のストキャスやMACDで見てエントリーする方法でやってます。
表示しているインジが似ていたので気になっていましたが、各種レビューを見る限りでは、あまり得られそうなものは少ないのかな、と思っていました。
しかし熟練トレーダーの実践動画は魅力的で、マエストロFXは購入済みなのですが、同じようなレイアウトで、手法も各種レビューを見る限りでは似ているような感じだったので、どうしようか悩んでいました。
が、そんな気持ちもここのレビューで霧散しました。
購入はやめようと思います。
或いは、今は実践動画が少ないようですが、溜まってきたらまた検討しようかと思います。
その頃にはいろんなサイトのレビューも充実してくるかと思いますので。
ありがとうございました。
yuzukiさん
基本的には、右肩上がりのMAまでの押しを待ち、そこからの再上昇を狙う手法です。なので、「トレンドが継続することを前提とした」手法です。長期間トレンドが継続する相場では勝てますが、動意が弱い相場やレンジでは厳しいのではないかと思います。いずれにしても実践動画がまだ少ないので、これが充実した後で検討されるといいと思います。ある程度実践動画がたまったら、またレビューします。
初めまして。
私は佐野さんのビクトリーメソッドを使って学習しているのですが
佐野さんの推薦文もあって、鶴さんの商材が気になっており
先行販売期間のためか検証しているサイトも少なく
貴殿のサイトに辿り着きました。
個人的な時間的都合もあり
最近は佐野さんの新しい企画動画である
「特別企画 動的感覚を養うための FXゲーム・トレーニング」
の手法で検証練習しています。
検証レビューや皆さんのコメントを拝見しますと
王道の考え方を踏まえた手法であり
あまりビクトリーメソッドと変わらなそうな印象を受けました。
なのでどうしてもスキャルピング手法をということであれば
上記の「陰陽FXゲーム」の方法を習得すれば
無理に鶴さんのスキャルピング商材を購入する必要は
無いのかなと思いました。
今井さん
「特別企画 動的感覚を養うための FXゲーム・トレーニング」と鶴式では、前者が「もみあい抜け、ライン抜け」をエントリーの根拠とするのに対し、後者はMAからの再上昇とストキャスをエントリーの根拠にしますので、手法的に異なっているため、前者があれば後者はいらない、みたいなことにはならないかと思います。
また、前者は、あくまで「動的感覚を養う」ことを目的とした動画であるため、実際に同じやり方でトレードはできないと思います。1分足を執行時間足とする場合、日足までは見なくてもいいかもしれませんが、4時間足、1時間足の背景分析は必須です。これがなくて、動画の真似をして、5分足、1分足でトレードしても、安定して勝ことはできないと思います。
一方で、鶴式も、ラインの解説が弱いので、やはりこのやり方も、エントリーの根拠が弱いです。ただ、これは今後の週間動画で将来的に追加される可能性もあります。
いずれにしても、両者共に不足点があり(といっても、前者は、そもそもトレードすることを目的としていませんが)、これでトレードするのは、かなり怖いです。
ご回答ありがとうございます。
特別企画の動画の手法は意外と怖いのですか…。
普通に佐野さんが実技編の動画を数本上げているので
トレードできるのかと思っていたので…。
そうなるとやはりスキャルを行うにしても
ビクトリーメソッドに沿った従来の
大きい時間軸から方向性を確かめてから
執行時間足でエントリーというのが良いみたいですね。
最も最近の動画はいわゆるオシレーター系のインジは
あまり使わないトレード動画という感じですが。
まあ裏を返せば、オシレーター系のインジは無くても
十分トレードはできますよという証左なんでしょうね。
佐野さんはトレードスケールが矮小化するため
スキャルピングは完全否定ではないですが
肯定もされていない感じではありますが…。
今井さん
>そうなるとやはりスキャルを行うにしてもビクトリーメソッドに沿った従来の大きい時間軸から方向性を確かめてから執行時間足でエントリーというのが良いみたいですね。
⇒それがいいと思います。
>最も最近の動画はいわゆるオシレーター系のインジは あまり使わないトレード動画という感じですが。まあ裏を返せば、オシレーター系のインジは無くても十分トレードはできますよという証左なんでしょうね。
⇒オシレーター系は不要だと思います。大多数がオシレーター系を使って判断するのであれば、使うべきだと思いますが、現状はそういうわけではないです。
>佐野さんはトレードスケールが矮小化するため スキャルピングは完全否定ではないですが肯定もされていない感じではありますが…。
⇒自分もスキャル自体を否定しているつもりはないです。ただ、佐野さんの1分足スキャルは、執行時間足に対し、1つ上の時間足しか見ていなかったので、これだと根拠が弱いです。4時間足、1時間足、15分足を見て上での1分足スキャルであれば、通用すると思います。